なぜ26歳の女性が、銀座の高級クラブのママになれたのか|銀座のクラブを知る

銀座の高級クラブでヘルプホステスからママにどうやってなったんだろう・・・。

これから銀座のクラブでホステスとして働く皆さんやクラブの面接を希望しようと考えてる方に向けて、今回は【この道を進んでいき、クラブのママになるってどういう事】なのか。クラブで働く皆さんの延長線上にどういう分岐点があるのか、この点について、大変参考になるインタビューがIT MEDIA ビジネスにて掲載されていましたのでぜひこちらでも取り上げ紹介したいと思います。未経験の方でもこの内容を読んで頂き、どういう経緯で一つのクラブが経営が始まり、歴史が始まるのか。経験者の方ですと現在、実際に働いている皆さんの店舗がスタートする話の参考例になるかもしれません。
ライター土肥義則氏による記事をクラブで面接をこれから受ける方に参考になる部分について抜粋してしたものになります。

【転載元:IT MEDIA ビジネス:(http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1501/21/news011.html):土肥義則

東京・銀座の高級クラブという場所

東京・銀座の高級クラブという場所|エージェントLUCE

座っただけで数万円、ボトルをキープすれば十万円を軽く超える……。上場企業のトップ、政治家、芸能人など各界で活躍している人たちが交流を深めるところが、東京・銀座の高級クラブ。
バブル期には銀座だけで約3000軒もの店が軒を連ねていたと言われるが、バブル崩壊やリーマンショック、東日本大震災などを経て、その数は激減。クラブ業界が厳しい環境を強いられている中、“異変”が登場した。
Mさん、26歳――。夜の銀座で働き始めて2年ちょっとで、老舗の高級クラブのママに。バブル後、最短&最年少ママが誕生したことで、銀座の街がざわめき立っているのだ。
そんなにスゴいことなの? 美人だったらママになれるのでは? と思った人もいるのでは。答えは、NOだ。銀座のママになれるのは、30代後半~40代前半が多い。若くてかわいかったらなれる、という甘い世界ではなく、実績がなければ難しいのだ。銀座で働く、ある黒服はこのように語った。「現在、銀座にホステスが何人いるのかは分かりません。ただ、『この街で生き残れる女性は、100人に1人』と言われています。そんな厳しい世界で、最短&最年少ママになったMママはものすごく注目されています。

若くしてママになれたMさん、最初は誰もが抱く共通したものを持っていました。

自分が本当に通用するのか、ものすごく不安を感じていました。キャリーバックに仕事道具を詰め込んで、東京駅に到着して、そのまま銀座の街に向かいました。働くクラブは決まっていましたが、どこにあるのか分かりませんでした。歩いている人に「このクラブはどこにありますか?」と聞いて、迷いながらもなんとかお店に着くことができました。夜の銀座とはどういった世界なの? と聞かれても何も答えられない状態で初日を迎えました。

彼女が出会ったある人物がきっかけに。

彼女が出会ったある人物がきっかけに。|エージェントLUCE

北新地では、老舗のクラブ「城」(現在は閉店)というところで働いていたのですが、その店のオーナー・木下功会長にこのように言われました。「お前は一番になれる人間だ。水商売を始めるのであれば、中途半端で終わってはいけない。絶対に“てっぺん”をとらなければいけない。そのためには努力を惜しんではいけないぞ」と。ある日、帰りのタクシーをご一緒させていただいたとき「実を言うと……オレは銀座で旗をあげたかったんだ」と打ち明けてくれました。しかし、その3日後、静かに息を引き取られました。 「北新地で知らない人はいない」と言われるほど木下会長は有名でしたが、銀座では成功することができませんでした。ホステス経験のない私を育ててくれて、期待もかけてくれて。もし自分が銀座で“てっぺん”をとることができれば、彼の供養になるかもしれない……。そんな想いもあって、上京しました。

「“てっぺん”をとるために努力を惜しんではいけない」=24時間、仕事

働くクラブでの採用基準に満たない。|エージェントLUCE

ホステスの仕事とは?「勤務時間だけが仕事」といったイメージは、銀座では全然違います。「水商売をしている女性」と聞くと、多くの人は夕方に髪の毛をセットして、お客さまとお酒を飲みながらワイワイ騒いでおしまい、といったイメージがあるでしょう。確かに、そうした人もいるでしょうが、少なくとも銀座で働く女性は違います。そんなに甘い世界ではありません。 まず、新しい情報には敏感でなければいけません。新聞の人事欄には必ず目を通して、もしお客さまが異動になられたら、お花などを手配します。もちろん、人事欄だけでなく、経済ニュースはすべて読まなければいけません。 最近は、おいしい店を見つけることも、私たちの大事な仕事ですね。しかも“隠れ家的な店”でなければいけません。お客さまはおいしい店をたくさんご存じなので、新しい店で、おいしくて、隠れ家的でなければいけません。

銀座のクラブはお客のPRの場

誤解されている方も多いと思うのですが、銀座のクラブは恋愛をするところではありません。もちろん疑似恋愛を楽しもうとされる方もいらっしゃいますし、会社の同僚と楽しい時間を過ごそうとされる方もいらっしゃいますし、大事な接待の場としてご利用していただいている方もいらっしゃいます。長くご利用していただいているお客さまは、自分たちが“安定”していることをアピールする場でもあるんですよ。銀座のクラブで飲む、ということは決して安くはありません。そうした場所で、長年飲んでいらっしゃる方は、それだけで業績が安定している証拠にもなるんですよ。ただ、中には会社が倒産したり、異動になったお客さまもいらっしゃいます。そうした立場に置かれても、あるお客さまはこのように言ってくださいました。「いまはダメになった。しかし、1年後、優希ママに会えるために、自分はがんばるから」と。そのお客さまは、お店に足を運んでいただけなくなりました。それでも、できることは必ずしています。例えば、朝のモーニングコールもしますし、プレゼントもしますし、ランチもします。私と話をすることで少しでも元気になっていただければ、それだけでうれしい。

なぜ、若くして銀座のママになることができたのでしょうか?

なぜ、若くして銀座のママになることができたのでしょうか?|エージェントLUCE

多くの人が「優希ママの最大の強みは『気配り』ができること」
さて、どんな気配りなのでしょうか?あるお客さまは、お店に彼女を連れてこられました。「オレが飲んでいるところは、優希ママがいるから大丈夫だよ」という意味で、お越しになられた。お客さまは楽しそうに飲まれていたのですが、彼女はどこか寂しそうな表情を浮かべていました。そして、お客さまが席を外されているときに、彼女はこのようにつぶやきました。「あの人……昔は誕生日などの記念日は覚えていてくれたのに、最近はよく忘れているんですよね。銀座のクラブにもよく顔を出しているようだし、心配で……」と。それを聞いて、「そういえば、彼女の誕生日が近かったな」と思い出しました。お客さまは「彼女の趣味はスキー」と言っていたので、すぐにスポーツショップに行って、ニット帽とゴーグルを購入して、次にケーキと花束を買いました。そして、お客さまの携帯電話に連絡しました。「優希です。彼女の誕生日プレゼントを用意しました。私から『お客さまから預かっているモノがございます……』という形で出しますからね」とお伝えすると、「忘れてた! ありがとう!」と喜ばれていました。そして、彼女に「誕生日だということで、お客さまからプレゼントを預かっていました。どうぞ」と言って、ニット帽とゴーグルを渡しました。また、「私も何か用意しておきたかったのですが、お花とケーキを用意させていただきました」と言うと、彼女は大粒の涙を流されていました。

以上、少し古い参考記事ではありますが、クラブというもの、クラブが成り立っている事の意味についての参考として紹介させて頂きました。お読み頂いたように「銀座のクラブは一見さんお断り」という言葉からもその裏には【お客を大切にしている背景】がある事がわかるかと思います。皆さんにとっては、面接を受けて高時給の接客業の仕事をする事には変わりはありませんが、働いている【クラブというものはママを中心にもっと人間的で個人的な献身の心の支え合いがお客さんとの間でベースとなって成立している事】を知るだけでも面接の準備材料としては重要かと思います。当社のブログでもお伝えしているように、面接で受かる為には身だしなみ・挨拶・礼儀から、というようにお客への献身する姿勢が背景となっているからこそ、お店側は求人の応募者に対して、面接のときには色々チェックをする必要があるという事になります。どのようなチェックをしているか、については他の記事をぜひお読みください。

銀座のクラブというのは、実際に働いてみないとわからない事、働く前に知れる事、様々あります。特に求人応募される皆さんにとっては、働き始めるまでの時間をなるべくスムーズに、浪費したくない、何店舗も面接で時間を割きたくない、そういった方々が多いかと思います。お店選びでは求人情報だけで決めない事が重要です。良さそうな求人情報だけで決めると、想定外の給与ペナルティや出勤ペナルティやご自身の今の生活サイクルに合わない事も多々ございます。また突然わからない質問をされ回答に困るケース、働く人とうまく相性が合わないなど、結局のところ時間の無駄で徒労に終わり、憧れだった銀座のクラブでの仕事を辞める事にもなりかねません。クラブはママがいて、ヘルプホステスがいます。それぞれ良くも悪くも癖があります。一番確実な方法はエージェントにお店を提案してもらうことです。知らない土地で何も知らずにお店に飛び込むことはオススメしません。また、万が一何かトラブルがあっても間に入って解決してもらうことができます。特に未経験な方がいきなりエージェントや知り合いを通さずに面接にいくと、知識がないのでお給料の提示もこれでいいのかわからないと、判断が難しい事が多く存在ます。未経験をいいことにわざと安時給にしたりするお店もありますので気をつけましょう。当社、エージェントLUCEでは20年以上の実績と銀座のクラブの強力なネットワークを駆使し、これまで銀座のクラブで働きたい方々と求人を出している銀座のクラブとの良いマッチングを提供してまいりました。皆さんが給与面や勤務内容など安心して働いて頂く事が私たちの仕事です。

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